翌、月曜日。
美咲との待ち合わせに行った。
俺は、何を話していいか分からなかった。
切り出したのは、美咲からだった。
「見たでしょ?」
「う、うん」
「あれ、やらせてるの、彼氏だよ」
「え? でも、嫌そうだったよ?」
「うん、私は嫌。でも、そうしないと、彼がこっちを向いてくれないから」美咲は、初めて悲しい笑顔を向けた。
「あ、あのさ、そいつと別れた方がいいよ」
「ほんとうは、そうなんだろうな?」
「俺、自殺なんて、考えないからさ。野球部もやめて、放課後も早く来るから。だから・・・、」
俺は、自殺のことを忘れた。
「じゃあ、明日、ここで待ってろよ。話つけてくるから」
「う、うん」
美咲の言いたかったことは、こんな現実もあるから、自殺なんて考えるなって、ことだと思った。
いつもの場所で、美咲を待っていた。
だが、かなり遅い。何かあったのかと3−4に行った。
そこでは、男が数人、美咲を犯していた。
「何してるんだ!?」俺は叫んだ。
公崎が「お前もはいるか?」
俺は、聞くなり、公崎をぶんなぐった。
それをみて、数人の男達が俺をリンチした。抵抗しても、次から次へと男が来る。
俺はボロボロになった。そして、美咲も。
公崎が、手で制すると、男達はやめた。
「美咲、開放してやるよ」そして、公崎と男達は教室を出た。
俺は、美咲の制服と下着を取った。
美咲は、収支無言だった。